
第103回
【オスカー・ピーターソン「プリーズ・リクエスト」】ジャズ最高の入門書「お客様のために演奏します」
小栗勘太郎
オスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」は最高のジャズ入門書です。ジャズ・ピアニストの最高峰の技量で奏でられる美音。分かり易さと高…
2015.1.22
ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。
第103回
小栗勘太郎
オスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」は最高のジャズ入門書です。ジャズ・ピアニストの最高峰の技量で奏でられる美音。分かり易さと高…
2015.1.22
第102回
小栗勘太郎
バンド結成から48年のフリートウッド・マックは、メンバー交代を繰り返して今に至っています。大ヒットしたアルバムのタイトルを「噂」としたのは…
2015.1.8
第101回
小栗勘太郎
世の中には稀に、とにかく美しいとしか形容できないような音楽が存在します。今週の音盤“オンブラ・マイ・フ”はその類の音楽です。1906年12…
2014.12.25
第100回
小栗勘太郎
ジミ・ヘンドリックスが生前に発表した最後のスタジオ・アルバムが今週の音盤「エレクトリック・レディランド」です。ここには“天才”が溢れていて…
2014.12.11
第99回
小栗勘太郎
1960年代の後半、天才ギタリストたちが覇を競う時代が到来。その主戦場に突然登場したのがジミ・ヘンドリックスです。デビュー盤に収録された“…
2014.11.27
第98回
小栗勘太郎
グレン・グールドは、“もっと自由にバッハを弾いて良いのだ”と身をもって証明しました。彼にかかればバッハが一瞬ジャズの如く響いてきます。では…
2014.11.13
第97回
小栗勘太郎
ミッシェル・ルグランは、ジャズとクラシック、言葉と音楽、恋愛と戦争、という異質な組み合わせの衝突から、高次元の結晶を生み出しました。今週の…
2014.10.30
第96回
小栗勘太郎
「フル・ハウス」は数多在るジャズのライブ盤の最高峰です。この音盤の成功は、ウェス率いる音楽家たちの演奏の賜物であり、この舞台を設定したプロ…
2014.10.16
第95回
小栗勘太郎
今週の音盤、ウェス・モンゴメリーの「インクレディブル・ジャズ・ギター」は、ジャズ史に残る真に偉大な業績のひとつです。ジャズの世界ではマイナ…
2014.10.2
第94回
小栗勘太郎
クランベリーズこそは、自然体で個性を屹立させているバンドです。自分達らしくあり続けることで、誰にも似ていないクランベリーズ・サウンドが生ま…
2014.9.18
第93回
小栗勘太郎
銀幕のロビン・ウィリアムズは、彼が語る何気ない台詞の中に、人生の真理とでも言うべきものを感じさせてくれた稀有な俳優でした。彼の残した映画群…
2014.9.4
第92回
小栗勘太郎
ウェザー・リポートは、ジャズの歴史の中では、音楽的にも商業的にも最も成功し影響力を持ったバンドです。ウェザー・リポートを聴けば、徹底的に自…
2014.8.21
第91回
小栗勘太郎
1969年8月、米国の農場で開催さた世界初の大規模野外コンサート“ウッドストック・フェスティバル”。出演アーティストは30組以上、観客は推…
2014.8.7
第90回
小栗勘太郎
20歳のブラームスは旅の終盤、シューマン夫妻と運命的に出会いました。ロベルト・シューマンが与えた音楽的影響に加えて、彼の妻クララ・シューマ…
2014.7.24
第89回
小栗勘太郎
若き日の旅が、その後の人生を決定づけることがあります。生れ落ちた境遇が大層貧しかったブラームスは、19歳の春にとある人物と出会い、突然旅が…
2014.7.11
第88回
小栗勘太郎
ボストンは、バンドではありますが、その実態はトム・ショルツの個人プロジェクトです。今週の音盤「ドント・ルック・バック」の完成度の高さは、徹…
2014.6.26
第87回
小栗勘太郎
フランス近代音楽の天才作曲家・ラヴェルの「ボレロ」は晩年の最高傑作です。そこにあるのは「反復と変化」という音楽の原理。「水戸黄門」の主題歌…
2014.6.12
第86回
小栗勘太郎
セロニアス・モンクは、個性的なピアニストであり優れた作曲家でしたが、30歳になっても自身のレコードを発表できないままでした。しかし、マイル…
2014.5.31
第85回
小栗勘太郎
心安らぐ歌こそ、厳しい競争に疲れた時の一服の清涼剤です。目を閉じて歌に身をまかせれば、優しく癒される。それで再び、チカラが湧いてくる。“ネ…
2014.5.15
第84回
小栗勘太郎
Superflyは、欧米のロック黄金時代への強烈な憧れを抱く日本のロックが到達した最高地点です。今週の音盤「Superfly」の“1969…
2014.5.1