「形を持つ人だけが、形を破れる」
面接でもビジネスの場面でも、どうしてこのような結果を残すことができたのか?
その理由は2つあります。
まず一つ目の理由は、自己紹介に「型」を持っていること。
何をどの順番に話すのか、という話の構成の型、自分の定番の話す内容の型です。
いつも思い出すのは、故中村勘三郎さんがあるインタビューで語っていた、
「形を持つ人だけが、形を破れる」
という言葉です。
勘三郎さんによると、
「形を持つ人が形を破るのが型破り。形がないのに破れば型なし」
と、かつて無着成恭(むちゃくせいきょう、禅宗の僧侶で日本の教育者)さんがおっしゃっていたそうです。
形・型とは、規範となる形式です。
勘三郎さんによると、形というのは、ピタリと決まる体と手の位置が、その人にしかできない独自の美しさまで到達したものです。
そこに役者の心が入るのだそうです。
一分で一生の信頼を勝ち取ろうと思ったら、まずは自分の話し方の基本の型をつくりましょう。