最低100万円あれば、
地主・大家さんになれます

最低いくらお金があれば、
不動産投資ができるのか

 安い不動産物件はどれくらいの値段でしょうか。

 田舎で多いのは300万円前後の戸建、古家付きの売り土地です。家賃が高くて資産価値があるとか、幹線道路に面しているなどの将来性があれば、その値段でも十分購入に値しますが、田舎では将来的に過疎化が進み、住民の数自体が激減することが予想されます。

 そんな中、購入すべき戸建は極端に安い物件で、かつ少しのリフォームで賃貸に出せそうなものに限られます。例えば30万円くらいで購入していれば、失敗しそうな場合には即時撤退も可能です。売値の上限相場が300万円程度なら、100万円台で売りに出せるからです。

 ここのところが重要です。300万円程度で購入してしまうと、リフォームをしたら相当高い家賃にしなければ赤字になってしまいます。売却するにしても、売値の上限相場以上にカネがかかっているので、赤字です。

 また、安く購入したとしても、問題になってくるのがリフォーム費用です。

 安い物件は相続物件であることが多く、おじいさんやおばあさんが一人暮らしをしていて、残置物が多く残っていたりします。生活していたままの荷物（ゴミ）を普通に処理すると、50万円以上もの費用がかかることもザラです。

 最近、ゴミの処理費用が高くなってきていることと、私自身も忙しくてゴミ捨てばかりやっていられないこともあって、安い戸建であっても可能な限り売主様のほうでゴミの処理を行ってもらい、そのあとで購入するようにしています。