週刊ダイヤモンド
平均寿命が男性で78.79歳、女性で85.75歳まで伸びたことに伴って、必然的に定年退職後の時間も長くなってきました。60歳で定年退職したとしても、その後、20年近くもの時間があるのです。現役ビジネスマンの読者の方々、どんな生活を送っているか想像できますか?

 「定年まで頑張ったのだから、しばらくは家でゆっくり過ごしたい」。多くの方々が、そう思っていらっしゃることでしょう。しかし、いざ家庭に戻ってみたら、妻や子どもには邪魔者扱いされ、自分の居場所はどこにもなかった……。そんな話は少なくありません。

 「家族のためにと粉骨砕身、仕事に身を捧げてきたのに」と愚痴ってみても詮無いこと。地域や子どもの学校などで培った“自分の世界”を作っている妻には説得力がないばかりか、「退職したからといって面倒見てもらえるなんて思わないで!」と逆襲に遭うこと必至です。

 そうならないためには何をすべきか。今のうちから退職後の人生設計を考え、準備しておくのが賢明な選択です。そこで今回、老後にまつわるあらゆる事象を網羅。現状をお伝えするとともに、ノウハウを一挙、大公開いたします。

 フローチャートで分かるベストな住まいや海外移住、再就職といった暮らし方をはじめ、介護住宅からアンチエイジングに至るまで取り上げた介護・医療、おカネや相続問題などなど。果ては死に方や葬儀や墓に関することまで盛りだくさんの内容です。

 気が進まないかもしれませんが、残された家族に迷惑をかけないためにも、今から葬式や墓について検討しておくことが大事なのです。奇抜なデザインのお墓や、手元で供養できるグッズが販売されるなど、死後の世界も決して暗いものではないようです。

 熟年離婚などという想像したくない出来事に遭遇して大丈夫。その兆候や対処法についてはもちろんのこと、万が一、最悪の結果になったとしても、もう一度やり直す熟年結婚に関する情報まで詰め込んでいますから心配はご無用です。

 決して早すぎることはありません。後悔しない老後を送れるよう、特集を読んで今から準備しておきましょう。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 田島靖久)