「ライフスタイルストア」はもう古い!
「キュレーションストア」こそライフスタイルを提案できる

 そんな街に作られた「la kagu」は、平日の昼間からセンスのいい人達の集まるお店になり始めています。そのような目的来店性をもつようになった同店最大の特徴が「キュレーション」という切り口です。

センスのあるインテリアが並ぶ家具売り場

 la kaguは「昔からあるものや、これからも大切にしたいものに価値を見出す」という意味を込めた「REVALUE」をコンセプトにしています。これをもとに国内外問わず、世界中からla kagu独自の目利きでセレクトし、編集されたお店です。

「それって、ライフスタイルストアでしょう?」と言われそうですが、かつてからあったライフスタイルストアと、la kaguのようなキュレーションストアは異なります。

 ライフスタイルストアは、その店の考える世界観を軸に、店のバイヤーが世界中から商品を集めて編集して販売しています。

 一方キュレーションストアは、お店の考える世界観を軸にするという点は同じですが、各分野のスペシャリストがそれぞれのテーマをもとに、自分が一番おススメできるモノを世界中から集めて、お客様に提案するのです。

 つまり、単なる商品セレクトではなく、セレクトする人の意思や哲学が色濃く反映されているのがキュレーションストアなのです。

 もともと、キュレーター(Curator)とは、博物館の資料収集や研究に携わり、専門知識をもって業務にあたり、全体を統括する立場の人という意味でした。広義では技能職員や事務職員を統括して館の運営事業(資料収集・研究・教育・展示など)を企画・推進する運営責任者、館長のような人です。

 この考え方をもとに、特定の視点で情報を収集・選別し、一般に共有することを表すインターネット用語として、キュレーションという言葉は世の中に広がりました。

 今、キュレーターという存在が必要とされるようになった一番大きな理由は、膨大な情報を有するインターネット情報の中から「有益な情報だけを探したい」というニーズが生まれてきたことによるものです。

 また、「あり余る情報をひとつにまとめたい」、「情報を分かりやすくまとめて他の人に見せたい」といった欲求の高まりから、ニュースをまとめるサービスである「Yahoo!ニュース」「NAVERまとめ」や「SmartNews」などが、人気のあるサイトやアプリとして広がっていきました。

 ですからインターネットでキュレーションと言うと、「ニュースまとめサイト」のようなものを指す場合が多いようです。

 このキュレーションという考え方をお店に応用したのが、la kaguです。

 ファッションや飲食、本など、それぞれの分野のプロフェッショナルにキュレーターとなってもらい、それぞれの目線でla kaguのコンセプトに合う商品をセレクトして編集しています。