OBC和田社長 私は、過去に会計士として働いていた時の仲間から、海外にはタレントマネジメントというジャンルの製品があるんだという話を聞いていました。それが10年ぐらい前の話です。今回松田さんと会ってお話を聞いて、10年前に聞いたものが、ついに日本で登場したのか!という感慨がありました。

 松田さんから、OBCの製品がサイダスのクラウドと連携することで、ヒューマンリソースのためのプラットフォームへ進化する、という話を聞いて、それは是非提携したいと思いました。

 大手企業はすでに人材成長が企業の活性化につながると考え、手を打ち始めています。ですがその動きは、OBC製品のお客様までは広がっていません。OBCはプラットフォームの中で、お客様に必要なコンテンツをしっかりお届けすることが役割です。松田社長から話を聞いて意気投合し、一緒にやろうということになりました。

出会ってから3ヵ月間の
スピード提携(松田)

――最初に出会ってから、実際に提携を決めるまでどれくらい時間がかかったのでしょうか。

松田 最初にお会いしたのが2014年の8月で、実際に提携したのが同じ年の10月30日ですから、3ヵ月間もない期間に提携が決まったことになります。

――それだけ短期間に提携が決定した決め手はどこにあったのでしょうか。

和田 ちょうど時が熟したタイミングで出会うことができたということがあると思います。OBCとしても人材活用というテーマで色々な研修を行っていました。その中でサイダスさんのシステムを見て、あぁ日本社会が求めているものはこういうものだ!という実感がありました。

 日本で円安が進み、さらに中国との給与格差がなくなり、日本人の生産性の高さがあらためて認識されるようになって、中国に置いていた工場を日本に戻すところも増えています。ITを活用することでさらに効率的な働き方ができる。そういう支援を、サイダスさんとの提携によって実現できればと思います。

松田 僕は気がついたら、OBCさんのフォーラムで喋ることになっていました(笑)。色々なところでお話をさせていただく機会が多いのですが、印象的だったのは真剣に話を聞いているお客様が多かったことです。かなり真剣に、そして楽しそうに聞いてくださったお客様が多かった印象があります。このときの反応がよかったこともあり、来年2月13日に、サイダスとしては初主催となる参加型人事イベント「CYDAS Party2015」を開催することになりました。

 そのフォーラムで話させていただいたのが、多くの企業で人材が不足している背景に、実は育成がきちんとできていないことが要因となっていることが多いという話です。サイダスとOBCの提携で、タレントマネジメントから育成まで含めてきちんとフォローしていくという流れを作っていきたいと思います。

和田 メンタルヘルス対策、人材育成、ダイバーシティへの対応と色々な課題が上がっているなかで、タレントマネジメントが響くのではないかと考え、松田さんに我々のプライベートフェアでお話をいただくようお願いをしました。お客様の反応が良かったというのは、松田さんのトークが良かったからですよね(笑)。

 メンタルヘルス対策は消極的な発想で人材対策を考えなければいけないものですが、ストレスヘルスチェック義務化法案が成立したことで、なんらかの対策を考えなければならない。タレントマネジメントがあれば、前向きにこの課題に取り組むことができるようになります。