2015年はエネルギー業界にどのような動きを見せるのか。

 原発再稼働へ向けた手続きが粛々と進むと見られる。九州電力川内原子力発電所1、2号機の再稼働について、立地自治体と鹿児島県知事の同意が11月に取れており、まずは川内原発が先陣を切りそうだ。(『川内原発再稼働で“ドミノ倒し”は起こるのか 九州電力に求められる「脱・お墨付き文化」』

 また、電力会社ごとに分断されていた送電網を一体的に運用する広域系統運用機関が設立される。電力改革がいよいよ本格的に動き出す。

 一方、中長期の日本のエネルギー政策の全貌が見えてくる年になるだろう。2014年に閣議決定された「エネルギー基本計画」で述べられていなかったエネルギーミックスが示される予定だからだ。この「エネルギー基本計画」については、曖昧だという評価がある。この曖昧さがどれだけ明確になるのかが、最大の見どころだ。(『数字は明示されず核心議論は剥落 安倍内閣のエネルギー政策の問題点―― 一橋大学大学院商学研究科教授・橘川武郎』