銀行・投資家からではなく、志に共感した人々からお金を集める仕組みが、クラウドファンディング。日米のクラウドファンディング事情に詳しい著者が、2015年のクラウドファンディングのトレンドを大胆予測!

クラウドファンディングでもっとも人気のあるカテゴリーは?

 2014年度のクラウドファンディングは、過去最高の数字になったと国内最大手クラウドファンディング運営会社ハイパーインターネッツの「2014年CAMPFIREまとめ」で発表されました。掲載プロジェクト数、サクセスプロジェクト数、総支援流通額の全てにおいて、過去最高となったのです。世界最大手のキックスターターの「Year in Kickstarter 2014」でも同様に発表されています。

今回はこれらのデータを検証しつつ、2015年のクラウドファンディングのトレンドを予測します。

 「2014年CAMPFIREまとめ」と「Year in Kickstarter 2014」がプロジェクトの中で、掲載数が多かったカテゴリーを発表しました。
1位は昨年同様に音楽、2位は映像・映画です。この順位は日米ともに変わらず不動の人気です。アメリカにおいては、インディーズバンドからハリウッド監督までキックスターターを利用して資金調達をしています。もちろん資金調達の目的はあるのですが、クラウドファンディングを利用して広く告知、そしてファンを開拓するという意味合いが大きくなってきているのもトレンドです。

【音楽】「トクマルシューゴ10周年記念」プレミア公演映像化プロジェクト
支援金:4,677,500円 支援者数:433人


【映画】Blue Mountain State: The Movie
支援総額:$1,911,827 支援者数:23,999人 2014年5月実施