9月にはもうひとつ見逃せない大会がある。ラグビー・ワールドカップ(イングランド)だ。ラグビー日本代表はこれまで7回行われたワールドカップにすべて出場しているが、24戦1勝21敗2分。一度もグループリーグを突破したことがないという散々な成績だ。しかし、4年後の2019年にはホスト国としてワールドカップを開催することになっており、今大会ではグループリーグ突破→ベスト8進出が至上命令になっている。日本代表ヘッドコーチにオーストラリアの名指導者エディー・ジョーンズを招いたことも功を奏して着実に実力を上げ、それが不可能でないところまできた。

 大会には20ヵ国が出場。それを5ヵ国ずつ4つのグループに分けてリーグ戦を行い、各グループ2位までが決勝トーナメントに進出する。日本は南アフリカ、スコットランド、サモア、アメリカと同じグループに入った。南ア、スコットランドをはじめ、どこも強敵で厳しい戦いを強いられることになるが、なんとかグループリーグの壁をぶち破って欲しいもの。相手が強い分、手に汗握る試合が見られることは確実だ。

 11月には野球の強豪12ヵ国が実力を競うWBSCプレミア12が初開催される。これまで2年に1度行われてきたワールドカップを廃止し、代わりに開催されることになった大会だ。4年に1度のワールド・ベースボール・クラシックの中間年に行われるもので、プロも参加できる。この大会創設によって野球の国際大会がより身近なものになるはずだ。日本からはもちろん小久保裕紀監督率いる侍ジャパンが出場予定。初代優勝国を目指す。

 また、個人競技ではプロゴルフ・PGAツアー本格参戦2年目となる松山英樹も注目だ。昨年はプロ2年目にして6月のメモリアル・トーナメントでPGAツアー初優勝を果たしたが、その後は不調に陥った。だが、ハードなPGAツアーに耐える肉体改造を行っており、本来の実力を発揮できればメジャー大会でも上位争いをする可能性はある。復活に期待したい。松山が出場権を得ているマスターズ・トーナメントは4月9日~12日。

 今年は2015年リオ五輪の前年に当たり、その予選が始まったり、五輪本番に向けた選手の調整が本格化する年でもある。その意味では五輪競技の動向にも注目だ。たとえば8月の世界陸上(北京、8月22日~30日)。五輪で通用する選手が出てくることを期待したい。