【ポイント(2) カバン】
一流の男はブランド物を持たない

 2つめのポイントは、カバンだ。やはりブランド物ではなく、使い勝手のいいよう特別にオーダーした革製品を持つ人が多いという。

「彼らがカバンに求めるのは、デザインではなく機能性。オーダーカバンの内側にはこだわりが満載です。ある上司は、パスポート入れ、ペンホルダー、コインホルダー、家族の写真が入れられるフレームを機能的に配して、そのカバンさえあればいつでも出張に行ける状態を整えていました」(能町さん)

 コインホルダーには数ヵ国のコインを入れ、急な出張で現金がなくてもチップが払えるように備えていたのだそうだ。一流の男は、イレギュラーな出張でも「チップがない」というマナー違反を犯さない工夫をしている。備えあれば憂いなし。この万全の備えが、自信ある態度につながるのだろう。

【ポイント(3) ネクタイ】
一流の男のネクタイはカラー重視

 そして3つめのポイントは、ネクタイだ。一流の男たちは、「自分の好きなデザインよりも、進行中のプロジェクトや売り出し中の新製品のイメージカラーなど、立場上アピールすべき社内イベントに合わせたネクタイを締める」(能町さん)という。高価な物でなくてもカラーバリエーションを揃えておくことで、どんなイベントにも対応できるようにしていきたい。

【ポイント(4) ワイシャツ】
一流の男はワイシャツで仕事モードになる

「4つめのポイントは、ワイシャツです。実は、上司の家で開かれたホームパーティで、偶然クローゼットを見てしまったことがあるんです。そこにあったのは、色別に整然と収納された洗いたてのシャツたち。長期出張が多いので、ジャケットに合わせてコーディネートするためにも、ある程度の枚数が必要なのです。彼は、『きちんとクリーニングしたシャツに袖を通すと、仕事のスイッチが入る』と言っていました」(能町さん)

 パリッとしたシャツは、一流の男たちのモチベーションを上げるための重要なアイテムとなるようだ。「やる気が出ない」と嘆くビジネスマンは多い。セミナーに行ってもビジネス本を読んでも解決しなければ、一流の男を真似てシャツのメンテナンスに気遣ってもいいだろう。「シャツを着れば仕事モードの自分になる」というと一種の自己暗示のようだが、毎朝の「お決まりの儀式」にすると、意外と簡単にスイッチの切り替えができるかもしれない。