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「秘書の世界は、どんな世界?」と聞かれて、すぐに想像できるでしょうか?
「なんとなく想像がつく」「ぼんやりとイメージできる」と答える人が多いでしょう。ただ、私が同じ質問をした時、こんな言葉を残す人もいらっしゃいました。
「秘書の世界は、ベールに包まれている」
秘書やアシスタントとして働く人は、「どんなベールに包まれているの?」と興味津々になったり、疑問に思ったりするかもしれません。ただ、実際は周囲からはそのように思われていることが多いようです。秘書の世界は、まさに、知られざる世界といってもいいでしょう。
未知の世界へようこそ。
本連載「秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人」では、経営層に近いところで働く秘書だからこそ垣間みることができた、一流の人たちの仕事術についてお伝えしていきます。
連載の第1回は、私たちが知る一流の人たちの仕事術をご紹介する前に、あまり知られていない「秘書の仕事」についてお話ししたいと思います。
それでは、早速、「秘書の世界」に足を踏み入れていきましょう。
秘書の仕事は千差万別!?
アンタッチャブルと揶揄される理由
まずは、「秘書」の語源についてです。そもそも、「秘書」という言葉は、どこから生まれたのでしょうか?
「秘書」とは、要職にある人に直属し、機密の文書を取り扱う職、また、その人と定義されています。時代を遡ると、秘密文書を扱う役職として、天皇の側近として仕える重要な役割を担っていました。
少し、秘書のイメージが湧いてきましたか?
ここで、現代に目を向けてみましょう。
あなたの職場を見渡してみてください。秘書やアシスタントの人たちは、日々どんな仕事をしていますか?