上西議員の問題を
会社の新入社員に喩えると
維新の党の比例代表で復活当選した上西小百合衆議院議員が、本会議を欠席したことなどによって、同党を除名された。
党の執行部は、上西議員に対して、「維新の党からの比例当選なのだから議席を返すように」と説得を試みたが、上西議員は議員辞職を拒否する意向のようだ。
メディアは彼女に「浪速のエリカ様」と渾名を付けて、彼女及び彼女の公設第一秘書である家城大心氏の行状や、橋下徹最高顧問をはじめとする維新の党の対応を報道している。
なお、記者会見等での上西氏のふてぶてしい態度が、女優の沢尻エリカ氏のそれに似ているという意味で「浪速のエリカ様」と『週刊文春』が名付けたらしいが、両者の容姿には大きな差があるし、沢尻エリカ氏はここのところ問題を起こさずに女優業を務めておられるようなので、沢尻氏には少々お気の毒な命名だ。余計なお世話だが、週刊文春は彼女に詫びの一つも入れて、巻頭の「現職美女図鑑」のグラビアに登場をお願いしてはどうか。
さて、上西議員は、当選2回目なので、純然たる「新人」という訳ではない。しかし、政治家としての行動の稚拙さから、会社に入りたての新入社員を連想してしまう。
時は4月であり、日本各地の会社のオフィスには多数の新入社員がやって来る季節だ。同時に、大学4年生は就職活動の真最中であり、ということは、企業側でも採用活動に忙しい。
上西議員の問題を会社の新入社員に重ねて考えてみよう。「株式会社・維新」としては、採用と社員教育、さらにトラブル処理に問題があったのではないか。