話しかけるネタがない場合は
相手との共通点を探ろう

 こうした雑談、気楽な話ができない要因として、趣味の近い友人との付き合いしかなかった、あるいはネットゲーム上の付き合いなど、共通の目的のための付き合いしかしてこなかった若者が少なくないことを先ほど挙げました。

 これから社会に出てから出会う方々は、あなたと共通の趣味を持っているとは限りません。音楽でも世代によってトレンドは違いますし、ゲームに至っては年長者ほどに関心がない場合も多いでしょう。自分の得意なフィールドで戦おうとすればすれほど、墓穴を掘る結果になるのです。

 しかし、だからと言って諦める必要はありません。共通点を探してみること自体は非常に有効です。年代が離れているからといって、簡単に諦めないで根気強く共通項を探してみることが重要ではないでしょうか。そもそも、さまざまな年代が共通して楽しめるのが趣味というもの。音楽のトレンドは違っても80年代の音楽好きという共通項や、楽器演奏などの共通項は探せば見つかるかもしれません。まずは共通項を必死に探すことを最優先事項にし、そのために自分の趣味についても思い切って話してみましょう。

 また、共通項がなくとも相手の趣味について勉強してみるのも有効です。例えば上司が話していた会社の近くのおいしい定食屋のメニューでも構いません。訪れる機会があれば自分でも食べて試してみるだけでも、共通項は作れます。

 相手が話していた情報を一つでも覚えておく。こんな少しのことが、雑談だけでなく、今後のお客様や新しい取引先などとの人間関係を潤滑してくれるのではないでしょうか。