人に喜ばれることをすれば、
魂が光り輝き、透明になれる

 これはわたしと一緒に初女先生のお話を聞いていた女性が言っておられたことですが、初女先生の話し方にはリズムがある。メビウスの輪のように強弱があり、初女先生の言葉というのは言葉そのものより、話していること自体が目に見えない波動として伝わっている、と。

 目に見えない透明なものの中には、とても大事なものがあります。
 思考や考え、それは目に見えませんが、それこそが波動なのです。

 いま、この波動というものの周波数をどんどん高めていくと、みなさんの思いが実は物質化するんです。実現する。これを「引き寄せの法則」ということもありますが、初女先生のように一人ひとりができる精一杯のことをして波動をあげていけば、世の中が自然と素晴らしくなるはずです。

 わたしたちは非日常を経験したいと思って生きています。
 けれども、魂にとって非日常というものを考えてみると、人間のできることはすべて非日常です。

 みなさんは幸せですか?
 毎日毎日いやなことって起きません?

 肉体を持っていると、そういうことは起きますが、もしかするとそれは魂にとっては素晴らしい経験かもしれない。

 いやなことですら、魂にとって素晴らしい経験かもしれません。と思ったら、毎日毎日、今の自分がすごく素晴らしい存在だと思いませんか?

 ただ光のままでいると素晴らしい存在なのに、なぜか肉体を持つと魂が曇ってくるらしんですね。

 いろいろな文句を言われたり、愚痴を言われたり、何かレッテルを貼りつけられたり……、でも魂というのは傷つけることもできないし、汚れることもできない。輝いていて、それを思い出すだけで、いろいろなことがあったとしても素晴らしいものなのだと思えるようになるもの。

 曇った魂がもう一度光り輝いてくると、生き方が透明に、透明な人間になるんです。
 そうした透明感を持った魂とはなにかというと、ただただ人の喜ぶことがしたい。汚れた魂でやることは我ですよ。お金がほしいとか条件付き。
 でも、光り輝いた魂に条件はありません。ただただ喜ばれることがしたい。したくなっちゃう。

 ですから、生き方においても、なにか人の喜ぶことがしたいな、すでにそう思っている方はかなり透明ですよ。
 まだそう思っていない方は透明になりましょう。そうすれば、誰もが初女先生に近づけるのではないでしょうか。