振り込め詐欺抑止のため
同じ銀行に2つめの口座を作るのは難しい?

 同じ銀行で複数口座を持とうとすると、窓口で「ひとり原則1口座まで」と言われることがある。振り込め詐欺が多発していることもあり、銀行は口座売買防止のために新規口座開設に慎重にならざるを得ないのが現状だ。

 メイン口座のある銀行に「貯蓄預金」という商品があれば、それを「サブ口座」にするといい。取り扱いがない銀行なら、「家計管理のためにもうひとつ口座を作りたい」と窓口で言ってみよう。コツは、自宅か職場に近い支店を選ぶこと。自宅、職場、どちらかも遠い支店で口座開設しようとすると、怪しまれる要因になるらしい。みずほ銀行のように、同じ支店で普通預金を2つまで開設できるところもある。まずは、メイン口座のある支店で聞いてみるといいだろう。

経費精算口座と
家計の口座は別々にすること!

 3つめの「仕事の経費精算口座は家計用と別に持つ」は、立て替え経費の多い人にオススメだ。経費を精算したお金が給与振込口座(メイン口座)に振り込まれると、家計のお金と混在するので良くない。

 相談に来る女性から、夫は出張や接待のあるごとに「1万~2万円貸して」と家計費から持っていくけれど、経費清算後にお金を返してもらったことはないという不満の声をよく聞く。渡したお金を返してと言うと「営業なんだから、ある程度のお金を持っていないと仕事にならない!」とけんかになるそうだ。

 多くの会社では、経費精算口座を給与振込口座と別に指定できるので、これを活用しない手はない。最初に5万~10万円ほどの軍資金を入れ、仕事上の立て替え経費は経費精算口座内でやりくりをする。

 出張が多い、立て替え額が多いという人は「仕事用クレジットカード」を1枚作り、カードの決済口座を経費精算口座に指定するといいだろう。新幹線代やホテル代をクレジットカードで支払い、カードで引き落とされる頃には経費精算口座に入金されているので、現金で立て替えるより好都合のはず。家計で使うクレジットカードと別にして、経費精算口座で決済するのがポイントだ。

 貯金体質の人は、自分が使っているお金が書き出さなくても頭の中に浮かび、使ってもいい額を知っている。この3つポイントを実践すると、お金の「動線」がすっきりし、「先に貯蓄をし、残ったお金の範囲内で暮らす」ことが習慣化され、誰でも貯金体質になることができる。ぜひ、お試しを。

―― 今週のミッション!――
 
◆普通預金に余分なお金を置くのをやめよう!

◆サブ口座を作ろう!
◆経費精算口座と仕事用クレジットカードを作ろう!