伝え方は「センス」ではなく「技術」です!誰でも学ぶことができます。
『伝え方が9割(2)』では、「強いコトバ」をつくる「新たな3つの技術」を初公開!そのうちの一つ、「ナンバー法」をご紹介します。「数字」をコトバに入れると、それだけで説得力が増し、強いコトバをつくることができます。あの名言も「ナンバー法」でできています。

伝え方も1%のひらめきと、99%の努力!?

「数字」をコトバに入れると、それだけで説得力が増します。
 商品名やコトバの中に、数字が入り込むと視覚的にも目がいきます。
内容としてもすっと理解しやすくなるのです。

 発明王トーマス・エジソンの名言と言えば……
 わかりますよね。
 いろいろ説があるようですが、エジソンはやはり「努力がとても大切」と説いていました。
  意味でいうと以下のものです。

「天才とは僅かなひらめきと、膨大な努力である」

 こちら、すでに「僅かな」⇔「膨大」という正反対のコトバを入れた「ギャップ法」が使われていて、強いコトバとなっています。でも実際には、さらに強いコトバを言い放ったのです。

 「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」

 こちらは「ナンバー法」を取り入れています。比べていただきたいのが、文章の「見た目」です。圧倒的に後者のほうが頭に入りますよね。
理解速度が上がるのです。さらに、数字であることで納得度が上がるのです。
「ギャップ法」と「ナンバー法」のダブルの技術が入って、全世界に知られる名言となりました。

 覚えておいてほしいのですが、ひらめきが「1%」という計測したデータはありません。
  1%というのは表現なのです。あえて数字で断定してしまうことに強さがあるのです。
数字にして言い切ることがポイントです。