伝え方は「センス」ではなく「技術」です!料理に「レシピ」があるように、伝え方にも「レシピ」があります。18年間コピーライターとして実践して発見した「伝え方のレシピ」を是非最短で身につけていただければと思います!
「伝え方」で結果が変わる!
これは、実際にうかがった話です。
「ゴミ捨ててきて」
家族に、手伝ってもらいたいとき、たいていこう頼むと思います。結果は……そのときの相手の機嫌によりそうですね。
「疲れてるし」とか、「今テレビ見てるし」とか、言われそうな気もします。そんなときは、こう伝えてみてください。
「ゴミ捨てか、お風呂掃除、どっちがいい?」
こう言われてしまうと、どっちか選んでしまいそうですね。たぶん、ラクなほうのゴミ捨てを選びそうです。
それではもうひとつ、実際にあった話。お目当ての人をデートに誘うとき、
「次の土曜日、あいてますか?」
多くの人が、こう言ってしまうのではないでしょうか。
結果……どうなるか、わからないですよね。あなたがもともと気に入られていたらいいけど、そうでない場合は、厳しい戦いとなりそうです。
そのハードルをくぐり抜け「OK!」をもらえた伝え方があります。
何だと思いますか?
「めったに予約の取れないイタリアン、たった今なら今週の金曜か、土曜に取れるんです! 予定どうですか?」
こう言われたら、「えーと、あいてるのは土曜です」と、ついつい、どちらか選んでしまいそうですよね。選んでくれさえすれば、デート成立です。
人は、伝え方で行きたくなったり、そうでなくなったりするのです。同じお誘いなのに。
実際に、このデートのお誘いで成功した彼は、おつき合いするようになり、結婚に至りました。お幸せに!
この2つの例には、うまくいった理由があります。
彼らはもともと話が上手だった訳ではありません。実は、伝え方には技術があって、それを知っていただけなのです。
「AかBどっちがいい?」と聞かれると、人は、ついついどちらかを選んでしまいます。
コツは、どちらを選ばれてもいい2つ、AとBを用意することです。なので、どちらでも選んでくれればOKなのです。