週刊ダイヤモンド
 5月15日、民主党、社民党、国民新党の野党3党の議員12人が、日本郵政の西川善文社長を刑事告発しました。

 宿泊保養施設「かんぽの宿」をオリックス不動産に一括売却しようとした件で、特別背任未遂の罪を訴えるものです。告発に先立ち、議員有志は鳩山邦夫総務相に西川社長の解任を要請しました。

 今週の週刊ダイヤモンドの特集は「日本郵政の暗部」。政財界を巻き込んで揺れに揺れている「西川社長引責辞任騒動」の詳報をお伝えしています。

 かんぽの宿売却問題をきっかけに批判にさらされている日本郵政の問題の根は、何でしょうか?

 「チーム西川」といったひと握りの外部出身者を重用した「進駐軍統治」でしょうか? それとも、拙速な民営化そのものに無理があったのでしょうか?

 本特集では、組織ぐるみの不正郵便事件、簡保不払い問題の情報隠蔽など新たな問題をスクープ。そしてかんぽの宿に留まらない進駐軍が吸い上げた「民営化利権」の全貌に迫りました。

 鳩山邦夫総務相、竹中平蔵元総務相の新旧総務相インタビュー対決も必見! 両者の民営郵政に対する評価は真っ二つに割れています。

 全国津々浦々に郵便物を届けるユニバーサルサービスの維持は、実は危うい状況にあります。米国ですら郵政民営化していない。特集のクライマックスでは米国が国営を貫く理由を徹底検証し、民営化の正否を探りました。

 郵便受けに手紙が届くのは当然のことと安心しきっていませんか? 民営郵政の知られざる真実を、ぜひご一読下さい。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 臼井真粧美)