“今どきシニア”団塊女性のシニアライフと、“この先シニア”Hanako女性の価値観を重ね合わせて見えたHanako女性の今後
今回の書籍の元になっている共同研究では、シニアライフを先に歩く“今どきシニア”団塊女性が今、置かれている環境をリサーチし、“この先シニア”のHanako女性がもともと持っている価値観や現在の消費行動を重ね合わせることでHanako女性の今後の人生の予測を試みました。
ここでの大きな発見は、“生涯主役”“しおれない”といった意志を強く持つ同じHanako女性であっても、子どもの有無や子どもとの関係性がその後の人生における情報網の広さや深さ、行動力の速度や範囲、受動的ライフイベントの頻度、主役感を得る舞台の数などに大きく影響し、人生プランを分岐させる要因となることがわかったことです。
“子ども”が、Hanako女性の歩む未来のレールを変える
もちろん、ここでは、子どもがいるか否か、子どもとの関係性がいいか悪いかに関して言及したいわけではありません。これまでも前向きに消費を謳歌してきたHanako女性であっても、子どもがいるからこそつくられてきた環境・今後つくられるであろう環境と、子どもがいないがゆえに歩んできた環境・向き合うべき環境がそれぞれあり、そこを見極めていくことが今後の人生における大きなテーマであり、それぞれに商機のポイントがあるということをお伝えするのが本題です。