そして表情も印象を左右する大切な要素の一つです。面接の場というと、厳粛なイメージを持ちがちですが空気は企業によって異なります。特にサービス業などでは笑顔も大切な商品の一つです。面接中はともかく初対面では笑顔で接することも時に重要ではないでしょうか。

 普段あまり笑わない方の模擬面接をする場合、私がオススメしているのは録画です。自分自身が話している姿を面接官の視点から撮影するのです。以前はデジタルカメラのビデオモードで撮影をしていましたが、最近はスマートフォンのビデオ機能など手軽に動画を撮影できるようになりました。

 あくまで同意を得た方のみですが、私は学生さん自身のスマートフォンをお借りして撮影します。最初は動画を見るのをためらう方も多いですが、実際に見てみると表情や声など、自分が認識していた自分との違いを数多く発見されます。

 大切なのはこの部分です。一時的でも自分を客観視できると、表情や姿勢なども大きく変わってくるのです。

 例えばキャリアカウンセラーの場合でも、養成中には逐語録というものを作成します。これは自分がカウンセリングをしている場面を録音しテープ起こしをするものです。講師でも自分の登壇映像を撮って改善点を研究されている方がいます。

「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」(孫氏)という有名な言葉がありますが、面接において大切な印象面を上げるヒントは、自分自身にこそあるのではないでしょうか。

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

(キャリアプロデューサー 櫻井樹吏)