人事評価もシンプルがベスト
だから、僕たちは考えました。
「そもそも、評価って何だ?」と。
考えてみれば、僕たちは日々周囲の人々に評価されています。頼りになると思われていれば、あれこれ声もかかるし、相談ももちかけられます。逆に、誰からも声がかからなければ、評価されていないということです。
LINE株式会社は常に率直にモノを言う組織文化ですから、評価していない人に対して、さも評価しているような言葉はかけません。はっきりしているのです。だったら、人事評価でもそれをシンプルに伝えればいいんじゃないか? それで、生み出されたのが、現在の人事評価システムなのです。
もちろん、「いなくてもいい」と評価されればショックを受ける人もいるでしょう。しかし、本来は、日ごろからそれを感じ取って、自らを成長させるべく努力をしていなければおかしいのです。もしも、それに気づいていなかったのならば、人事評価を機にはっきりとそれを伝える。そして、奮起してもらうことこそが、その人のためになるのではないでしょうか?