日本マイクロソフトの社長交代について

――今日は「社長のメッセージを伝える仕事」がテーマですが、西脇さん、平野新社長のプレゼンテーションについてはいかがでしょうか?

西脇:平野新社長はプレゼンだけでなく、すべてが正確、というか精密な方です。ネジの緩みすらないきっちりとした話し方をされる人ですね。もう少し緩みがあってもいいかもしれませんが(笑)、シナリオをしっかり構築してプレゼンに挑めば、お客様へのインパクトはものすごいものがあるんじゃないかと思います。

社長の愚直すぎる熱意を<br />陰で支える「通訳」の存在

あとは、若いということが大切じゃないかなと。樋口さんよりもひとまわり以上若いですからね。いまは世の中が若返りをしつつある。そういう流れの中で、平野新社長へのトランジションは社内的にも対外的にもいいメッセージになったと思います。

樋口:もう一つは「外から来た人」ではないということも評価いただくことが多いですね。特に外資系企業だと、いまは経営者が社外や国外から来るケースがほとんどですから。各方面に平野と2人で挨拶回りをしているのですが、内部昇進での社長交代というのは、珍しがられるとともに、たくさんの方からご評価をいただいています。

――最後に、お互いに聞きたいこと、言いたいことがあればどうぞ。

樋口:う~ん、次いつ飲みに行こうか?(笑)

西脇:それだけですか!?(笑)冗談はさておき、樋口が築いてきた「社長と現場の距離感」って貴重だと思っています。日本マイクロソフトくらいの規模の大きな会社になると、なかなか経営者がここまで近くに感じられる会社はありません。
今回、樋口が会長職に就いたことで、その距離がより縮まるんじゃないかと期待しています。いまでも社員たちはみんな物怖じせずに普通に、樋口に「時間ありますか?」みたいなインスタントメッセージを送るわけですよ。そういう文化なり仕組みなりは、やはり組織にとっては大きな強みにつながると思っています。

――本日はありがとうございました。またお二人のタッグが見られることを期待しています。

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