リア充には受容か和平の道を模索せよ

 では、どのようにすればリア充に対してイライラしなくなるのか。

「うらやましい」と思っている人は、残念ながら自分もリア充になるしか解決策がない。リア充は、誰もが少なからず努力している。恋人になってほしい、友達になろう、今度一緒に恵方巻きを食べに行こう……。そうした熱意ある一言なしに、リア充の状態を獲得した人なんていない。

 そう思えば、Facebookのリア充アピールに「いいね!」を押すのも一種のトレーニングだ。リア充を疎ましく思う自分を戒めて自らもリア充の道を歩むため、ぜひ「いいね!」を連打してほしい。まずは、そうした些細なことから始めてみてはいかがだろうか。

 リア充と闘争を繰り広げている陣営には、和平の道をオススメしたい。そもそも「どちらが充実しているか」を競うなんてナンセンスだ。なぜなら、「充実感」は相対的な尺度で測れるものではなく、あくまで個人の主観的な価値観によるものだからである。

 仮に孫正義氏のような成功者から、「君の充実は本質的ではない。もっとレベルの高い充実がある」と言われたとしたら、どうだろうか。余計なお世話だと思うはずだ。それと同じことをリア充に言っても、向こうとしては余計なお世話以外のなにものでもない。

 過去の禍根はあるのかもしれないが、無駄な闘争は止めて各々の充実を追求すればいい。研ぎ澄まされた自意識という名の「武器」を捨て去り、心穏やかに暮らそうではないか。リア充と一緒に笑って恵方巻きを食べられるようになる、その日が訪れるまで……。

 今年の夏は、砂浜で手をつなぎながらジャンプするのもいいかもしれない。そのジャンプは決して高くないかもしれないが、あなたにとっては大きな飛躍になるであろう。

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