シングルの人や共働きの人のフローチャートはこちら。老齢基礎年金と老齢厚生年金が2階建てになっているだけのシンプルな仕組みだ。共働きは、それぞれが自分の年金を受給することになる。仮に夫婦ともに同じ年金額だとすると、198万円×2人分で年396万円(月33万円)だ。

 2人分の厚生年金を受け取れるのは心強い。私は不安世代の30代に「共働きは老後に“2人分の年金”というご褒美がもらえるんですよ。今は子育てもあり大変かもしれないけれど、がんばって共働きを続けて」とアドバイスしている。

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 自分の年金額を調べるには、50歳以上の人なら「ねんきん定期便」、49歳までの人は日本年金機構の「ねんきんネット」を利用するといいだろう。誕生日月に届く「ねんきん定期便」は、50歳以上の人については、現在加入している年金制度に60歳まで同じ条件で加入し続けたものとして仮定した老齢年金の見込み額が記載されている。50代で収入に大きな変化がないと予想されるなら、将来の年金額に近い金額となる。

 一方、49歳までの人の「ねんきん定期便」は、これまでの加入実績に基づいて計算した年金額が記載されているため、今後60歳まで働いた分は反映されていない。金額が少なくてびっくりした人もいるだろう。もう少しリアルな年金額を調べるには、日本年金機構のサイトにある「ねんきんネット」を利用してシミュレーションするといい。