十分な自信を持つことは、すべての人にとって欠かせない能力です。しかし、自分に自信が持てない人が増えています。自信に欠けると、仕事もキャリアも前に進まず、停滞してしまいます。では、どうすれば成功のための自信を手に入れられるのでしょうか? その答えは、最近注目を集める「レジリエンス」にあります。本連載では、レジリエンス研究の第一人者である久世浩司氏が、最短最速で自信を身につけるための思考と習慣、そのコツについてお伝えいたします。まずは「根拠なき自信」を身につけることが大切です。
自信がないと、仕事でもプライベートでも行き詰ってしまう
毎日の仕事では、自信が試されることがよくあります。
皆さんはこれまでに、以下のような仕事で、苦手意識を感じ、緊張してしまったことはありませんか?
・人前でのプレゼンや発表、または自分のアイデアや商品の売り込みをするとき
・部下やメンバーの前でリーダーシップを発揮しなければならないとき
・初対面の人との面談や、取引先を接待するとき
これらの仕事でプレッシャーを感じると、身動きがとれなくなり、心臓がドキドキして、言葉に詰まってしまい、うまくいかないことがあります。
さらには、将来を決定づける大切な時こそ、私たちの自信が試されるものです。あなたは、こんな場面で自信が持てずに、一歩踏み出せなかったことがありませんでしたか?
・新しい仕事を頼まれても「できません」と断ってしまった
・新しい人との出会いやキャリアのチャンスが訪れても、臆病になり機会を逃してしまった
・やりたいことがあっても、「自分には無理」と言い訳をして諦めてしまった
人生やキャリアの岐路において、選択肢は2つです。
前に進むのか、立ち止まるかです。
その選択により、その後の進路が変わってきます。
人生は一回きりです。後悔のないようにしたいですよね。
大事なときこそ、自信を持って一歩踏み出せるような人になりたいものです。