儲かるビジネスモデルとは

世の中には「儲かるビジネスモデル」があります。
一生懸命がんばっているのに、なぜあまり儲からないんだろう。あなたがもし会社を経営していて、今そう思っているならば、もしかしたら自社のビジネスモデルがそもそも儲かる仕組みになっていないのかもしれません。

この本に登場する洋介くんのお店のような状態に、あなたの会社はなっていませんか?
洋介くんは原価率の計算をしました。食材にこだわってお金をかけているのに、価格はこれ以上上げられない。つまり、原価率が高く、ひと皿あたりの粗利が少ないのです。たとえ、ひと皿の儲けは少なくても、お客さんがどんどん入れ替わって注文してくれたなら、つまり回転率を上げることができたら、数量が増えるので利益を出すことはできます。けれども、洋介くんのお店では、常連さんがのんびりコーヒーを飲みながら居座ってしまい、回転率を上げることなんて夢のまた夢。
これではどんなにがんばっても、儲けることはできないのです。

私は、洋介くんに、はちみつ屋の話をしました。この話のポイントは「継続」です。3個セットで2000円のお得なはちみつは、お客様と最初の繋がりをつくるための「おとり」に過ぎず、その後にローヤルゼリーやプロポリスといった高額商品を、しかも継続して買い続けてもらう仕組みがつくられていたのです。

これが「儲かるビジネスモデル」です。ここにはちゃんと儲かる仕組みがあります。その仕組みのスゴさに気づいた岡之上社長は、すぐに宝石販売業をやめて、青汁の製造を始めましたよね。販売会社と一緒に商品ブランドを開発したら、一度きりではなく継続して製造注文が入ってくる仕組みをつくったのです。
仕組みがわかれば儲けるなんて簡単です。この本で、洋介くんと一緒にその秘密を探っていきましょう。