83歳「脳科学おばあちゃん」からのメッセージ

 私は、夫で「脳科学の権威」である久保田競とともに、“0歳から赤ちゃんの脳に働きかける”日本式伝統育児法=クボタメソッドを開発。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化してきました。

 このたび、その知見と経験を、31の金言として「日めくりカレンダー」に凝縮してみました。

 改めて『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』をつくることで、私自身も多くの気づきがありました。

 おかげさまで、ダイヤモンド社刊の『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』の「カヨ子ばあちゃんシリーズ」は、累計25万部を超えるロングセラーになり、今年6月に刊行した『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』もすぐに重版(第3刷)が決まり、海外からも続々翻訳オファーをいただきました。

 読者の方から多くの励ましの手紙やおハガキをいただくたびに、ほんとうに感謝の念でいっぱいになります。ほんとうに、ありがとうございます。

 ただ、最近、活発な活動を続ける桜島をはじめとする数々の火山、全国で頻発する地震、例年にない猛威をふるう台風など、日本列島を襲う自然災害はここのところ、とみに増えた感があります。

 戦後70年を迎えたいま、ほんとうの意味で、どんな災害がきても「生き抜く子」を育てなきゃアカン!!
 そんな想いが日増しに強くなってきています。

 今回、自身初の『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり――子育ては体当たり。失敗してまた学べばいいのよ。』をなぜつくったのか?

 それは、私のところに寄せられる相談のなかに、あまりにも多くの人たちが、核家族下で孤軍奮闘している姿を見たからです。

そんな人たちの力に少しでもなれたら……
 その一心で心血を注ぎました。

 ああ言いすぎちゃったな、悪かったな、と自己嫌悪に陥ったとき、
 とことん落ち込んだとき、
 とにかくホッとしたいとき、
「子育て日めくり」をパラパラめくってみてください。

 きっと、元気と笑顔がよみがえってくるでしょう。

 育児は育児書どおりうまくいかないもの。
 でも、お母さんの努力は必ず実を結びます。

 子どもに体当たりして、失敗して、また学べばいんです。
 あなたの育児のやり方でいいんですよ。
 だって、誰の子でもない、あなたの子じゃないですか!

 よろしければ、ぜひ一度、楽しみながらパラパラとお読みいただけると幸いです。