「最終面接の際に書類を渡され、『今ここにサインして』と言われた。『これを書けば内定出せるから』と迫られたが、オワハラをニュースで見ていたので拒否した。その後、別の企業に内定が決まった」

 交渉型のオワハラは、最終面接の際に行なわれることが多い。前述のエピソードのほか、ツイッター上でも次のような被害者の声があった。

「『貴女が就職をうちで決めてくれるなら、僕たちの就職活動もこれで終わるんだ。まだ他に就職活動してると思うけど、内定を受けるかどうか、今ここで決めて。持ち帰るのは許さない』と言われて、この会社最悪だな、とムカッ腹が立って」

「オワハラきた……3日以内に意思決めろとか困る……」

「念には念をと言わんばかりに、役員の前で(他の企業に)内定辞退の電話かけさせられたから」

 内定をエサに「就活をやめろ」と迫る交渉型のオワハラ。学生にとっても最終面接の場で決断を迫られると、流されそうになっても無理はない。早めに内定が欲しいという気持ちもあるだろう。

 とはいえ、非常にわかりやすいオワハラなだけに、就活生も「これがオワハラか!」とすぐに気づいたという。そして、ほとんどの人は「こんなオワハラしてくるなんて最悪。そんなところには入りたくない」と憤り、内定を蹴ったケースが多い。つまり、企業にとっては完全に逆効果だったということだ。

高級うなぎがトラップ?
やや変則的な「内定後オワハラ」

 交渉型のオワハラが“わかりやすい”ものの典型ならば、次に紹介する「日程束縛型」「同情型」は、少し気づきにくいものと言える。これらは先述の通り、内定をもらった後に就活生が受けたものだ。

 まずは、日程束縛型のオワハラから見ていこう。日程束縛型とは、内定者が他企業の選考に行けないよう、イベントや研修を開いてスケジュールを拘束することだ。