マクドナルドはグローバルでは健在
上場すればLINEも有力ブランドに浮上?

 日本では期限切れ鶏肉問題をはじめ、一連の不祥事でブランド力が地に落ちた感のあるマクドナルドだが、グローバルで見れば9位と健在。米国でも、健康に悪いと繰り返し喧伝されるなど、決して追い風ばかりの環境ではない同社だが、「ファミリー層からの支持は、やはり根強い」(和田CEO)。

インターブランドジャパンの和田千弘・代表取締役CEO

 やはり不祥事でブランド価値金額を下げたフォルクスワーゲン(35位、金額は前年比で9%減)もそうだが、「強いブランドは、不祥事があったとしても、ブランド価値の毀損は比較的少ないものです」(和田CEO)。VWも、大転落はせず、回復していくと予想される。

 ちなみに、不祥事があったからといって、ブランドを刷新するといった思い切った行動に出ることは、裏目に出るのだという。むしろ、原点回帰を強調した戦略を取ったブランドの方が、回復するのだ。

 一方、急激にブランド価値金額を上げたのは、アマゾン(29%、順位は9位)、フェイスブック(54%、同23位)など。日本にも、フェイスブックのライバルであるLINEがあるが、LINEは未上場で財務データが十分取れないため、対象企業から外されている。「もし上場すれば、ランクインする実力は十分あると思いますよ」(和田CEO)。

 良い製品やサービスを提供していれば、ブランド価値が上がるかというと、必ずしもそうではない。ブランド価値向上という点においては、グローバルでのトップ企業たちの行動に、まだまだ日本企業は学ぶべきところが多そうだ。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 津本朋子)