2015年10月21日、午後4時29分。この日この瞬間、ある「歴史的な瞬間」が日本で起こります。
実はこの日は、世界的なブームを起こした映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2』で、主人公マーティがタイムトラベルでやってきた“未来”の日付。
そんな記念すべき日に起こる「歴史的瞬間」とは、映画の中で登場したタイムトラベルする車「デロリアン」が、映画と同じように「ごみ」を燃料にして、なんとこの日本を走るというもの。
クリストファー・ロイド扮するドクが、次々とごみを燃料タンクに放り込むあの衝撃のシーンが、日本で再現されるのです!
「デロリアン」を現実のものにしたのは、
なんと日本の小さなベンチャー
この驚きニュースが発表されて以来、海外メディアや映画ファンの間では、「ホントかよ!?」「オレも乗ってみたい!」「誰がそんなすごいことを始めたんだ!?」という声がネットを中心に駆け巡り、大きな話題になりました。
実はこのデロリアンを現実のものにしたのは、「日本環境設計」という小さなベンチャー企業。社長の岩元美智彦氏は、初の著書『「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる』(ダイヤモンド社・刊)の中で、
実は私は、2007年の創業のときに決めていたことがあります。
それは、2015年10月21日に、「ごみで動く車」を動かすこと。
と語っています。
そう、岩元氏は大学生だった30年前の21歳のときに観た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに魅せられ、実現への情熱を静かに燃やしつづけていたのです。そして2007年、42歳でついに起業、ごみを燃料に変える技術としくみを確立しました。
さらに、いよいよ2015年へのカウントダウンが始まった今年、本国アメリカの映画会社に直談判し、「着なくなった服を回収し、そのゴミでデロリアンを走らせる」というプロジェクトを提案。結果、「FUKU-FUKU×BTTF GO!デロリアン走行プロジェクト」として公認され、2015年10月21日にイベントが開催されることが決まったのです!
当日は、デロリアン走行プロジェクトのほかにも、「バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー 30thアニバーサリー デラックス・エディション」の発売や、イベントが行われるお台場では『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2』の上映会(有料)も開催。
30年前の“未来”をたっぷり楽しめる1日になること、間違いなしです。