40歳は男性が初めて“老化”を実感するタイミングかもしれません

「40歳を境にぐっと老けた気がする」

 そう実感している40代以降の男性は、少なくない。40代はまさしく体に変化が起きやすいお年頃。ダイヤモンド・オンラインがジーリサーチの協力を得て、「40歳を超えてから感じた”体の変化”」について40代の男性100人質問をしたところ、「体臭」「汗や皮脂のベタつき」「体力の衰え」「薄毛・白髪」「肩こり・腰痛」について、それぞれ「変化を感じている」人が数多くいることがわかった。そのなかでも最も多かったのが「体力の衰え」(70%)で、次に多かったのが「体臭」で約半数がその変化を実感しているようだ。

※調査はジーリサーチ「スマートサーベイ」により、全国のスマートフォンユーザー(40代の男性)100名に実施。調査期間は、10月15日~19日、20~21日。

男は40歳になったら
あとは転がり落ちるように老ける

 一体なぜ40歳を迎えると、男性は体に変化を感じやすいのだろうか。

「中医学(中国の医学)では古来、男性の体は8歳周期で変化するといわれています。生殖能力を備えるのが8の倍数の16歳。24歳で男性としての身体ができあがり、4倍の32歳で男性としての体が最も充実した時期を迎えます。しかし、40歳からは髪が抜けたり、歯が悪くなるなど衰えが各所に見えはじめ、48歳になると栄養が行き渡らず顔にシワがより、白髪が増え、56歳で生殖力が欠乏し、さらに老化が進みます。ようは40歳からは転がり落ちるように8年ごとに枯れていくのです」

 こう語るのは、中医学の理論にのっとりながらも手早く実践できる薬膳的食養生を提案している薬膳アテンダントの池田陽子さん。もちろん体の変化には個人差はあるため、多少年齢は前後することもあるが、「言われてみれば」「思い当たる節があるな…」という方はきっと多いはず。