一流の上司は「部下に信頼されよう」とは思わないあなたは部下から信頼されていると思いますか?それともどう思っているかわからず不安ですか?

 「部下がどう思っているのかわからない」
 「部下の本音を怖くて聞くことができない」
 「部下がついてきているのか心配だ」

 このように思っている上司の方は多いのではないでしょうか。

 部下を持つ上司であれば、きっと誰もが「部下から愛され、信頼される上司でありたい」と思うものです。

 ところが、部下に面と向かって、「信頼している?」なんて恥ずかしくて聞くことはできません。なんといっても上司としてのプライドがゆるさないでしょう。

 とはいうものの、「部下は本当についてきてくれているのか」と心細く不安で、そんなことを考えていることを部下に察知されては格好が悪いと思う日々。

 いったいどうすればいいのか、どうしたら不安を取り除くことができるのか、周囲に相談することができず、一人で悶々と考えている人が多くいらっしゃいます。

 皆さんは、いかがでしょうか。

「部下に僕を信頼しているか、
コソッと聞いてくれないかな」と頼むボスも

 私は、10年間の秘書人生のなかで、そんな不安や悩みを持っている方にたくさん会ってきました。

 特に、昇進をしてポジションが変わり、初めて部下を持ったという人は、部下との接し方やコミュニケーションの取り方に頭を悩ませ、それが、最初の難関になっているようでした。

 時には、こんな秘密の依頼を受けたこともあります。

「○○さん(部下)に、僕のことを信頼しているかどうか、飲み会の席でコソッと聞いてくれないかな」

「○○さん(部下)に、本音を聞きだしてもらえるかな」

 それぐらい、部下のことが気になってしょうがないのです。