歯の治療費のために
金沢旅行をあきらめることができるか

 私自身も「年間目標貯蓄額」に向けてお金を貯める方法を実践している。フリーランスゆえ、毎年の売上には変動があるし、会社員のように退職金をアテにできるわけでもないし、年金額も少ない。加えて夫も自営業。安定とは無縁のリスクのある夫婦だ。

 40歳になったとき、ふと「このまま何となく貯蓄していったら、60歳のときにいくら貯まっているだろう」と思い、簡易CFで試算してみたら、かなりまずいことなることに気がついた。

 過去の売上と必要経費、生活費などをエクセルに入力し、過去の実績を眺めながら少し背伸びした「目標貯蓄額」を設定した。多めの金額にしたはずなのだが、目標を決めると意外に達成できることに気がついて、自分でも驚いている。やはり「残ったら貯金しよう」では、たいした貯まらないのである。

 これまでは順調だったが、やはり不測の出費はあるものだ。今年もなんとか達成できるかなと考えていたら、先週差し歯の奥歯が折れて治療費がウン十万円かかることが判明した。しばらく通院しない間に「歯の根」があごの骨に同化して消えていたのだ(そんなことがあるんだ!)。

 長年お世話になっている歯科医から1時間にわたって説明を受けたところ、他にいい選択肢があるとも思えなかったので、その治療法を選ぶことにした。

 この出費があると、今年は目標に絶対届かない。年内のどこかで、香箱ガニとお寿司を食べに夫と金沢に行こうと思っていたのだが、それをあきらめようかと思案中なのである。

「簡易CF」は足し算と引き算だけで作ることができるし、たいした時間はかからないので、必ず作ってみよう。

―― 今週のミッション!――
 
◆簡易キャッシュフローを使い「60歳時の貯蓄残高」を試算しよう!
 
◆試算結果から「年間目標貯蓄額」を決めよう!