一流のリーダーならば
「参加者全員が喜ぶ」パーティを開く

 さて、パーティの当日、A本部長の上司であるB役員は、何をしていたのでしょうか。

 B役員は、「プロデューサー役」に徹していました。

 A本部長だけでなく、メンバー一人ひとりに気を配り、声をかけながら、臨場感あふれる空間を演出することに力を注いでいました。

 このように、企画者がいて、「本当に素晴らしかった、ありがとう」を伝えたい主役と、プロジェクトに関わってきたメンバーが参加してくれれば、開催することができます。

「Recognitionパーティ」というと、堅苦しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、「ありがとう」を伝えたいという気持ちさえあれば、あとは、その気持ちをカタチにするだけでいいのです。

 そのプロセスは、とても楽しいものです。特に、サプライズの演出を考えている時は、あっという間に時間が経ってしまうものです。

 前述したパーティを提案したB役員は、秘書である私にも「何かいいアイデアはない?」と会を盛り上げるための方法について聞いてきます。「A本部長はもちろんのこと、参加者みんなが喜んでくれる方法は何だろう?」と真剣に考えている様子が手に取るようにわかりました。

 それほど、「意味のある会」にしたかったのです。

 もしも「忘年会」に参加することを望まない部下がいたとしたならば、「Recognitionパーティ」という視点で「忘年会」を捉えなおすといいかもしれません。

 キーワードは、「感謝」「表彰」「真価を認めること」です。

「忘年会を意味のある会にするとしたら、どんな演出をするといいのか」

「誰もが思い出に残る忘年会にするとしたら、どんな企画をするといいのか」

 また、これは、「会社」という組織だけでなく、家庭、地域のコミュニティー、趣味のサークルなどありとあらゆるコミュニティーにおいても実践することができます。

 最近、家族の誰かがお誕生日を迎えた時のことを思いだしてみてください。家族みんなでお祝いをしましたか?

「忙しいから」「その日は用事があるから」という理由で、お祝いすることを軽んじてはいないでしょうか。

 家族の誰かがお誕生日を迎える時は、必ず家族みんなでお祝いする約束をする。

 そういったささいなことでも、周りの人にお祝いをしてもらえるのは嬉しいものです。

「Recognition」の演出で感謝の気持ちを伝える。

 皆さんは、どんな演出を考えますか?