まずは課題についてじっくり思いを巡らせる
ではロジカルシンキングが通用しない課題について熟断思考の際はどうでしょう。私は、まずその課題の中身について、じっくり思いを巡らせてみることが重要だと思っています。
思い巡らせる期間について、そのデッドラインをある程度意識しておくことは必要です。でも、まずはツールなどに頼らず、じっくり隙間時間を見つけては考え続けてみる。この間に思いついたアイデアはメモしておき、ある程度集まったら、いわゆるSWOT分析などのロジカルシンキング系のフレームワークを応用して整理してみるのもよいでしょう。しかし、ツールを用いると発想が限定されることもあるので、まずは自分のパッションにもとづいてじっくり考える時間をもつことです。
そうしてじっくり考えることなしに、ツールを使えばおのずと答えは出てくるなどと思うのは、うぶな勘違いなのです。
ぜひ皆さんには、そこまで行った時点で悩みや迷いが出てくる「課題」に対して、熟断思考の様々なアプローチを活用して取り組んで頂きたいと願っています。