米国で人気のハンバーガー店「シェイク・シャック」が11月13日、日本1号店を東京にオープンした。その勢いから“マックキラー”としても注目を集める同社のCEOに、日本進出の狙いを聞いた。
──なぜ1号店の場所に明治神宮外苑を選んだのでしょうか。
シェイク・シャックはもともとニューヨークのマディソン・スクエア公園で誕生しました。最もにぎやかな場所ではないですが、人々が仲間と集う特別な場所です。
私たちはただハンバーガーを食べてもらうのではなく、特別な体験をしてほしいのです。店内で食べてもいいし、テークアウトして公園のベンチで楽しんでもいい。この立地は、家族連れも若者も高齢者も誰もが訪れる場所なのです。
──主力のハンバーガーは680円。価格戦略はどう考えますか。
ニューヨークではシャックバーガーを5.19ドルで提供しています。その価格にできる限り近づけるようにしました。日本での製造コストは米国より高いのですが、パートナーが努力してくれました。ポテトとアイスクリームは日本向けに小さいサイズのものも用意しましたが、ハンバーガーの味とサイズはニューヨークと同じです。
価格に関しては、ファストフードの最も安い価格帯が幾らかは常に調べていて、高くなり過ぎないようにしています。一方、カジュアルレストランよりも安い価格にすることで、どんな日でも誰でも来店できるようにしています。
──米国では既存店売上高が前期比17.1%増と絶好調です。