ちょっと偉そうな男の子の顔つき
になった瞬間
帰り際に、父親が、
「先生、コイツの顔つきが、なんとなくりりしくなった気がします」
と感に堪えないように言いました。
確かに、ちょっと偉そうな男の子の顔つきになっています。
母乳をやめ、私と大泣きをし、あまりにおなかが空いたので、懸命に食事をとってホッと満足したのでしょう。
男の子を育てるには、年齢に関係なく、どこかで“男の概念”を注入することが必要です。
男としてやり遂げたんだ、ぼくはがんばったんだ、という達成感と言ったらいいでしょうか。
もしかしたら、この子もどこかで「ぼく、がんばったゾ!」と自分を認めたのかもしれません。
結局、その後、都合5日間で断乳に成功しました。
男の子の顔つきは、やはり私と大泣きした日から変わったようです。
「どことなく、男くさくなりました」と、父親は感激していました。
私が帝王学を仕込んでいる“スーパーモデル”の姉を超えるには、お父さん、あなたがこの子に“男のなんたるか”を仕込まないといけないんですよ。