雑誌『日経トレンディ』が選ぶ「今年の顔」に選出された藤田ニコルちゃん、ドラマ『デスノート』や『サイレーン』などにも出演し、女優としても活躍中の佐野ひなこちゃんら、大活躍のモデルさんたちから絶大な人気を得ているヘアメイクアーティスト、高橋有紀さんが教える「クリスマスデートにお勧めのモテ顔メイク」のテクとは?

2回目がないオンナはここが原因だった!

 いよいよ冬のイベントシーズンが到来です!気になっている男性を、勇気を出してデートに誘ってみたり、始まったばかりの2人の関係を発展させたりするには、またとないロマンティックな季節でもあります。

 でも、いつも出会いはあるけど“2回目以降”のお誘いが来ない、せっかくデートに持ち込んだはいいけど、なんとなく盛り上がらなかった、そんなお悩みをお持ちの人もいるのではないでしょうか。つい「話が盛り上がらなかったからね」などど思いがちですが、実はその原因が、あなたの「勝負メイク」にあったとしたら……。好きな男性とのデートですから、思わず気合が入ってしまうのは仕方ないもの。しかし盛り盛りメイクで待ち合わせ場所にやってきた女性にはドン引き……なんて男性陣の声もチラホラ。

 そこで、今回は大人気ヘアメイクアップアーティスト 高橋有紀さんと、モテる顔になるメイク、男性がドン引きするメイクのポイントを探っていきます。

 高橋さんは、雑誌『SEDA』、『LARME』、『CHOKi CHOKi GiRLS』などで活躍するモデルさんにもファンが多いヘアメイクアップアーティスト。新著『いきなりケタ違いにかわいくなる』(ダイヤモンド社)から、誰でも今どき顔のモテ顔になる技と合わせて、お伝えしていきます。

あなたのメイク、見直してみる価値あり!

1.下まぶたのピンクで破壊的にかわいくなる!

 アイメイクでやりすぎ感が出てしまうのを防ぐには、まずはアイシャドウの見直しから始めましょう。
「アイシャドウは何よりも質感が重要です。粉っぽかったり、取ってつけたような色だと急に下品になります。伸びが良く、肌に密着するものを選びましょう」(高橋さん)。
 アイホールにのせる明るいブラウンは、肌に近い色でまぶたをきれいに見せてくれるものを。二重幅には暗めのブラウンを入れ、自然なグラデーションを作ります。
 また、下まぶたにはピンクを引くと、「泣いているのかな?」と思わせるような、破壊力のある目もとに仕上がります。お試しあれ!

2.全部盛りすればするほど老け顔に

 気合を入れて、アイメイクもリップも……と顔のパーツすべてを盛ってしまうと、とたんに“古いメイク”に。目もとは可愛らしさ、チークとリップはセクシー担当と覚えておきましょう。
 1パーツを強調したら、それ以外のパーツは、“何もしていないような”薄盛りに仕上げるのがポイントです。

3.逆に、ナチュラルすぎても老け顔に

 とはいえ、気合の入りすぎたメイクがNGだといっても、ナチュラルメイクすぎだと、それはそれで地味で幸が薄そうなイメージに。街はクリスマスムード一色の華やかなこの時期だからこそ、その雰囲気に相応しいメイクが必要です。
「デートや合コンなど、男性に魅力をアピールしたいときに、ラメは実は有効なアイテム」と高橋さん。
 ラメは男ウケが悪いと思っている方も多いですが、「さりげなくキラっとするくらい」の小さいラメなら、逆に男性の気持ちを引きつけます。特に、クリスマスの人気デートスポット、イルミネーションの下ならさらに効果を発揮するはず。
 オススメは、ピンクやホワイトの肌なじみのよいラメ。
「小さいラメをアイホールに指でのせ、馴染ませます。白浮きしてしまうもの、パサパサしているものはNG。すっと伸びるものを選んで」(高橋さん)。

4.赤リップのベタ塗りは赤信号

 トレンドの赤リップも唇だけ浮いてみえたら、ちょっと不気味。
「口紅もグロスも真っ赤にしてしまうと、とても強い印象になってしまうので、男性を引かせてしまいます。赤いリップを使うときは絶対、指を使ったぽんぽん塗りを!」(高橋さん)。
 赤に慣れない人は、コーラルピンクのリップの上に赤のグロスをのせる方法にトライ。可愛い印象なのに、“じわっとした赤み”のある唇になり、最強の色気を手にできます。さらに、赤リップの時は、チークも赤にすると、ちぐはぐな印象になりません。

5.デートのときはオレンジチークを禁止

 私は小麦肌だから、チークは絶対オレンジで!と思っていませんか。確かに、オレンジのチークは元気いっぱいでイキイキした印象になりますが、ロマンチックな雰囲気を作りたいデートのときは、ピンクやピンクオレンジ、赤系のカラーを選びましょう。
「赤ちゃんのような初々しさにはピンク、ピンクオレンジなら、ほてったようなヘルシーな色気が出せます。だ円より少し丸く、下めに入れると幼な可愛い印象になります」(高橋さん)。

 いかがでしたか? イベントシーズンには、これまでのメイクをちょっとアレンジして楽しみたいですね。
 このほか、『いきなりケタ違いにかわいくなる』には、トップのヘアメイクさんだからこその妙技がずらり。
 10代20代の女の子たちはもちろん、アラサー&アラフォー世代の女性たちにも使えるテクが満載ですよ。
(文/庄司真紀)