シリコンバレーから届いた、最新の食事研究本が今、話題になっています。デイヴ・アスプリー氏の著書『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』には、これまで健康やダイエットのために常識とされていたことがことごとく覆され、自分たちが「体のために」「痩せるために」と頑張ってきたことがいかに「ムダ」だったのかが記されています。中でも、今回特に注目したいのが、なかなか治らない体の不調に関するある情報です。

顔がパンパン、頭がぼーっとする……
その原因、食べ物のカビかもしれません!

 朝目が覚めて鏡を見たら、顔はパンパン、頭はぼーっとして集中力も続かない……。忘年会続きになるこの時期のお約束ともいえる飲み会明けの光景。昨日飲み過ぎたからな~、とすべてを「お酒」のせいにしてしまいがちですが、実はその症状、食べ物に含まれている、ある「毒」のせいかもしれません。

体に悪影響のある食べ物とは?

 30万ドル以上もの大金を自分の体を研究することに費やし、体に悪影響を与える食べ物を徹底的に調べつくしてその結果をまとめた著書、『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社刊)が話題のデイヴ・アスプリー氏曰く、体の不調やダイエットを阻止する要因は、体の炎症にあり、その原因「アンチニュートリエント」(反栄養素・栄養素外物質)のひとつが、食べ物などに含まれている「カビ毒」だというのです。数あるアンチニュートリエントの中でも、ほぼどんな人でも慢性的に毎食微量を摂取しているうえに、目には見えず、非常に確認がしにくいこのカビ毒の特徴は、食べれば食べるほど体にダメージが蓄積されること。

 とはいえ、ほとんどの人は「カビが生えてしまった食べ物なんて、見ればわかるから食べないよ」と言うかもしれませんが、このカビ毒、それほど簡単な話ではありません。

 カビ毒を含む食品の中でも、特に注目したいのは、コーヒー。日本でも、今年は海外の人気店が続々と上陸するなど、「コーヒー新時代」とも呼べる1年でしたが、その一方で、普段私たちが気軽に飲んでいる安いコーヒーにはカビ毒が含まれている可能性がある、というのです。
 コーヒーを飲んだ後に胸がムカムカする、イライラする、などの症状はこの「カビ毒」の影響が潜んでいるかもしれないのです。