自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法 下園壮太著 定価: 1,404円(税込)

 最近、なんだかいつもイライラしている。些細なことで怒りが抑えられないし、いつもなら聞き流せることが、いつまでもしつこい怒りとして残る。

 現代人はスーツを着た原始人。その認識に立つと、感情の整理がつきやすくなると指摘するのは、元自衛隊メンタル教官で、『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』(朝日新聞出版)の著者である下園壮太さんだ。

 感情、特に怒りをコントロールするための方法を、下園さんに伺った。

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「原始人」視点で、人間理解が深まる

スーツを着た原始人の特徴(『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』より)
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 私は現代人を「スーツを着た原始人」であると表現している。原始人の一番の特徴は「エネルギーを大切にすること」だ。なぜなら、原始時代では、エネルギーを使い果たして動けなくなれば、即、死に直結するからだ。

 だから、うつ状態になることも、行動を抑制してエネルギーを回復させよという無意識からの指令だといえる。

 だからこそ、うつ状態に陥るまで疲れきらないように「疲労のコントロール」をすることが大事なのだが、現代人は24時間ネットを通して仕事や人、情報とつながることによって、ほんの20年前の人と比べても、多大なエネルギー消費を強いられていると自覚しないといけない。

 400万年の人類の歴史の中で、人間がスーツを着たのはごくごく、最近にすぎない。400万年のあいだ培われてきた原始人としての行動、思考パターンから人間を考えてみると、人間理解が深まる。