転職活動は浮気と一緒!?
バレれば問題発生
「転職活動は浮気に似ている。バレなければ何も起こらないがバレるとお互い非常に気まずくなり、関係が壊れることもある」
ある女性経営者からそんな「転職活動=浮気」説を聞いたことがあります。もちろん職業選択の自由は憲法で定められた権利であり転職は道徳的に悪いことではありませんが、現実的な問題として転職活動をしていることが会社側に知られると人間関係に悪影響が発生するなど、いろいろな軋轢が生じるケースがよくあります。
ときには裏切り者扱いされることもありますし、オーナー経営者では「そんな気持ちで仕事をしているならもう辞めてくれ」とはっきり言う人もいます。転職に対して「出入り自由」といってオープンな姿勢をとる会社もありますが、そういう会社であっても経営陣や管理職のなかには転職活動をしている人に対して面白くない感情を抱く人がいることもあります。
一方で、転職活動は自分から申告しなければならない性質のものではありません。会社に伝えるのは正式に内定を得て、転職する意思決定をしてからです。
知らせる必要はないし知らせれば問題が生じる恐れが高いのですから、転職活動はいま勤めている会社に知られないよう配慮して行うことが大切であり、お互いのためです。転職活動を行った結果、「やはりこの会社で頑張りたい!」と決意を新たにすることだってあるのです。