周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。
第1回はゆとりちゃん、第2回はバブルさんにご登場いただいたが、第3回のゲストは再びゆとりちゃんである。前々回のゆとりちゃんは会社のルールに馴染めず独立を果たしたアグレッシブなゆとりちゃんだったが、公開後周囲のゆとりちゃんよりいくつかのご意見をいただいた。意外に肯定的な意見もあったが、若干「典型的なゆとりちゃんはもっとおしとやかです!」とのご指摘を頂戴した。そこで、今回は比較的消極的な性格のゆとりちゃんに登場いただこうと思う。
<今回のゆとりちゃん>
高木幸子さん(仮名)
年齢:25歳
業種:金融関係
最終学歴:都内の私立大学。学部は法学部
出身:福井県
現在の住まい:神奈川県川崎市(一人暮らし)
家族構成:独身(家族構成は祖母、父、母、弟)
「そんなの学校で教わってない!」
ゆとりちゃんのつらすぎる言い訳
若者で賑わう明治神宮前・原宿駅の近くに勤める高木さん。高木さんの職場の近くのカフェにお邪魔する。開口一番、僕が「オシャレなショップが多くて毎日楽しいんじゃないですか?」と言うと「このあたりはあまり好きじゃなくて。それに昼ご飯が高くついて困ります」と一言。“貯金が生きがい”だという高木さんにとっては何かと居心地の悪い街なのかもしれない。