同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「顔写真の法則」である。
【貧す人】“ウソ”が見えないようにしよう
【稼ぐ人】“顔”が見えるようにしよう
まずは、下の2つの広告を見てほしい。
違いは、私の顔写真が入っているか否か。
それだけで売上にどれほどの違いがあるか、わかるだろうか?
実際のデータを、こっそりとお見せすると……!
な、なんと! 顔が入っているかどうかで、売上が約3倍以上変わるのだ。
これは、私だけに当てはまる例外ではない。
マーケッター向け専門メディア「MarkeZine(マーケジン)」編集部による記事(2014年8月25日付)によると、「人間の顔が入っている広告は177%コンバージョン率が高い(保険の広告に関する調査)」という。
これだけ劇的な違いをもたらす理由は、顔を見せることにより信頼性が高まるから。
あなたは「責任を引き受ける覚悟」があるか
【貧す人】の広告は、メッセージの発信元が誰だかわからない。その結果、何かウソがあるのではないかと勘ぐられてしまう。
【稼ぐ人】の広告は、顔という一つの統一したイメージを提供し続けると同時に、責任を引き受ける覚悟が明白だ。
ただ、必ずしも、あなたの顔を出す必要はない。
重要なのは、「会社の顔となる、一貫したイメージは何か」を考えること。
それを決めることで、あなたの会社は際立つブランドとなって浮かび上がるきっかけをつかむことになる。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)