同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。

【効果絶大】考えすぎて動けない人が一変する「TEFCAS(テフカス)」とは?Photo: Adobe Stock

【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い

 今回紹介するのは、「PDCAよりTEFCAS(テフカス)の法則」である。

【貧す人】PDCAを実行しようとして、つまずく
【稼ぐ人】TEFCAS(テフカス)で、まず実行する

 PDCAのサイクルを回すのは大事なことではある。

 だが、
 P(計画)ばかりで、
 D(実行)が遅れがちになることがよくある。

【貧す人】は、最初の段階のPLAN=計画を立てる段階でムダに時間を使ってしまい、一向に前に進まない。
 ひどい場合には、「計画倒れ」になってしまう。

 慎重に進めるのは大切だが、【稼ぐ人】は、まず、D(実行)する。

「PDCAよりTEFCAS(テフカス)の法則」とは?

 そこで、PDCAサイクルの欠点を改善した手法が、「TEFCAS(テフカス)」だ。

T=トライ・オール(すべてを試す)
E=イベント(起こったことを眺める)
F=フィードバック(結果を受け取る)
C=チェック(確認する)
A=アジャスト(調整する)
S=サクセス(成功する)

 TEFCASの場合は、トライ・オール=すべてを試すということで、まずはいろいろな選択肢を試してみるところから始めるので、行動しやすい。

 私はこのTEFCASを、マインドマップの開発者であり、脳と学習の世界的権威であるトニー・ブザン氏から教わった。

 そして、彼はこうも言っていた。

「TEFCASは、実はTから始まるのではない。S=サクセスから始まる」と。

まずやってみて、それから考える

 成功をイメージして、自分がどのような理想的な状態にあるのか、どのようになっていきたいのか、どのようなことができるようになっているのかをイメージしてから、すべてを試す。

 これはスポーツや楽器の演奏で考えてみるとわかりやすい。

 まず成功をイメージし、とにかくやってみる。

 そこで起こったことを観察し、フィードバックを受け、チェックし、調整する。さらにうまくいくという流れになるわけだ。

 考えることは重要だが、まずやってみて、それから考えるようにしてみよう。

(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)