同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
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【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「圧倒的な証拠の法則」である。
【貧す人】この商品の魅力を、あなたに教えてあげます
【稼ぐ人】この商品の魅力を、あなたが語ってください
商品を提案する際、あなたに必ず準備してもらいたいものがある。
「圧倒的な証拠」だ。
圧倒的な証拠とは、商品・サービスに対する安心と信頼を顧客に感じてもらう証（あかし）。具体的には、受賞歴、表彰歴、マスコミ報道、一流企業との取引歴、お客様の声などだが、最も重要なのが「お客様の声」だ。
お客様の声は、強力だ。
あなたはネット書店で書籍を選ぶとき、必ず読者レビューを見るだろう。
リアル書店では書店員の推薦ポップを見るだろう。
いずれも高評価レビューがあると、安心して購入できるものだ。
顧客の声を集めるときに重要な2つのこと
通販のオンラインショップでは、レビューを書くと割引されることがあるように、良質のレビューを集めるのは、もはやすぐれたコピーライターを雇うほど重要。
お客様の声を集める上で重要なのは、「影響力」と「真実味」だ。
大ヒットを目論む映画広告を見ると、各界著名人の感想が並ぶ。プロモーション担当者は、ターゲット層に影響力のある人の感想を得るため、相当な時間と労力をかける。
一般的な商品に影響力がある人といえば、芸能人、スポーツ選手、作家などの著名人や、医師、弁護士、公認会計士、大学教授などの教える立場の人になる。
こうした厳選された人からの感想を7人分以上集めるよう努力してほしい。
顧客との「共同作業」ができる人、できない人
【貧す人】は、お客様を「匿名希望」や「T.S.」などのイニシャルで紹介する。また、ネットショップのレビューを、好意的なレビューだらけにしようとする。だが、それではかえってあやしくなる。
【稼ぐ人】は、「真実味」を感じてもらうために、できる限り、お客様の声に本名や顔写真を掲載できるよう協力を依頼する。
商品に愛着のある顧客にとって、協力依頼は喜びとなる。これによりあなたとの交流が深まると、自らのブログやSNSで紹介したり、使用中の動画を配信したりして、商品の伝道師として活躍する顧客も出てくる。
このように、今や商品を広げていくプロセスは、顧客との共同作業に変わっている。
あなたの商品をきっかけに、顧客はどんな活動をすることを喜びとしているのか？
顧客との共同作業の結果、生み出される交流こそ、“圧倒的な証拠”となるのだ。
（本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです）
『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』には、「なかなか売れないが特効薬はないか？」「気の利いたコピーが書けないがどうすればいい？」「貧す人が稼ぐ人に変わる考え方を知りたい」といった質問への全ての回答が収録されています。
この道25年「日本のトップマーケッター」による、貧す人が稼ぐ人に変わる、成果証明済の「売れる法則85」を一挙公開！
経営コンサルタント／教育アントレプレナー
アルマ・クリエイション株式会社代表取締役
NPO法人学修デザイナー協会理事
ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士
100冊以上の著書（監修・監訳含む）を持つ日本のビジネス・インフルエンサー。デジタルマーケティング推進の貢献により、総合誌にて「日本のトップマーケッター」として選出（『GQ JAPAN』2007年11月号）。出版界では「Before神田昌典/After神田昌典」と称されるほどの影響をもたらした。教育界では、公教育への「マインドマップ」導入、読書会「リードフォーアクション」、逆算思考「フューチャーマッピング」などの革新的な教育技術を開発・普及。組織や個人にインスピレーションを与え、多くの経済・社会リーダーたちとともに新しいビジョンの実現に取り組んでいる。おもな著書に、『未来実現マーケティング』（PHP研究所）、『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』（ダイヤモンド社）、『非常識な成功法則』（フォレスト出版）、共著書に『コピーライティング技術大全』（ダイヤモンド社）、監訳書に『ザ・コピーライティング』（ダイヤモンド社）など多数。
マーケティング・コピーライター
アルマ・クリエイション株式会社ディレクター
株式会社コアリヴィール代表取締役社長
大手鉄鋼メーカー住友金属工業株式会社（現・日本製鉄株式会社）にて、営業室長・企画部上席主幹（部長級職位）として組織をリード。脳性麻痺の子どもへの対応から時間と場所の自由がきくセールスコピーライターという仕事に出合う。クライアントと買った人両方に喜んでもらえる点に惹かれ、また、営業・企画の仕事との共通点も多く、これまでの経験と強みが活かせると考え退職・独立。再現性のあるコピーライティングを目指し、LP（ランディングページ）の訴求力を客観的に評価できる特許技術を発明。これまで900人以上、のべ4000回以上のコピーのフィードバックを実施。改善ポイントを的確に見抜くことに定評がある。コピーライティングの適用範囲を広げ、多くの人が活用できることを目指している。神田昌典との共著に、『コピーライティング技術大全』（ダイヤモンド社）、『売れるコピーライティング単語帖 増補改訂版』『あなたの強みを高く売る』（以上SBクリエイティブ）がある。
