やはり“勘”に頼るしかない?
「ホラッチョ星人」を見破るのは困難

 それでは、「ホラッチョ星人」を見破る術はあるのだろうか。

「誰に教わったか、何の授業を取ったか、修了に必要な要件に論文が入っていれば、何を書いたかをじっくり聞くことが重要」(50歳・男性)

「『その学校や職場に知り合いがいるんです。〇〇さん知っていますか』と聞くと、たいがい動揺するのですぐわかります」(35歳・女性)

 といったところが、有効な手段だろう。しかし、「嘘つかれたら積極的に調べない限り解らない」(52歳・男性)という指摘もあるように、企業の人事担当者でもなければ、“疑惑”の段階でそこまで問い詰められるか疑問は残る。「ちょっと怪しい」と思っても、人間関係を優先的に考えれば、きつく詰問することは誰もが避けたいと考えるはずだ。

 特に、ショーンK氏のように海外の大学を卒業したと語る場合は“ブラックボックス化”しやすい。一緒に通った学友などからの情報が得られにくいからだ。そもそも、テンプル大学がどこにあって、どの程度のレベルの大学なのか知っている人がどのくらいいるのか。海外の大学というだけで、「とにかく凄そう」と畏まってしまう人がほとんどである。

「ホラッチョ星人」としては、そういった隙を突くのだろう。一方、「所持している小道具などが、騙る職歴などに見合っていない」(34歳・女性)、「『いかに自分が凄いか』みたいなことを語るタイプは怪しい」(24歳・女性)といったところに、不自然さを感じる人もいる。我々一般人にとっては、やはり“勘”に頼るしかないのだろうか。

あなたは経歴詐称を許せる?
「女性のほうが寛容」という意外

 ところで、そもそも経歴を詐称することは、どのくらい悪いことなのかという問題もある。アンケートによると、「詐称を許せない」と答えた人は50.5%だった。逆に考えると、半数近くの人が「許せる派」であることがわかる。男女別では、女性の54.9%が「許せる派」であり、男性よりも女性の方が詐称に対して寛容な傾向があるようだ。