本書の目的3:人の育て方がわかる本
「こういうふうに育てられたかった。タイムスリップできたら親に渡したいくらい」

 最後に申し上げたいのが、本書は「人の育て方」を考える本だということだ。本書は単なる「育児の本」では終わらない。むしろ、「ビジネスでも社会人でも共通する、「人の育て方」というより大きなテーマを扱っていることが、読者の皆様からの感想文からも伺い知れる。

この本はとてもいい❗ 単に子どもの育て方だけでなく、人の育て方が学べる。(中略)とても勉強になった。
こういう風に育てられたかった。タイムスリップできたら親に渡したいくらい。同時に父への感謝も溢れてくる。(中略)子育て中の親に特にお勧め。自己教育にも有効。
”学問や教養は生涯自分自身の力になり、ときには励まし癒してくれるもの”…これもそう。この本は”何度読み返しても普遍的な教訓を与えてくれる「親の教科書」”。時間をかけてまた読もう。
目次を読むだけでもヒント満載です。さらに中を読むと非常に具体的で取り入れやすい。まあ、己の反省点が溢れ出てくるわけですが、まだ間に合うぞ、と頑張れそうな気になります。


 ここで多くの読者の方々が言葉を寄せてくれているよう、本書は表面的には育児本だが、本質的にはビジネスの現場での「人の育て方」を論じている。

 また、自分自身の主体性やリーダーシップを伸ばすための、リーダーシップ本、自己啓発書としても、幅広く受け入れてくださっていることに、感謝申し上げたい。

 実際に、本書の1章から7章までのトピックや小見出しをお読みいただくと、本書は単なる育児本ではなく、ビジネスの現場でのコーチングや人材育成を意識した内容であることを実感していただけることだろう。