「正しい立ち方」=「ターダ・アーサナ」とはこれだ!

 正しい立ち方(ターダ・アーサナ)とは、以下のとおりだ。

(1)足をそろえて、背筋を伸ばしてまっすぐに立つ。このとき、両足の親指の内側をつけ、足の指はぴったり床につける。
(2)内もも、おしりを締めて下半身全体を安定させる。両手は両脇に下ろし、肩に力が入らないように注意する。
(3)胃が引っ込むように鼻から息を吸い、肋骨を左右に開く。
 このとき、頭が上からつられているように背骨をまっすぐにする。肋骨を左右に広げるように意識すると、胃が引っ込む。
(4)吐く息で背中が丸まらないように意識しながら、左右の足全体に体重を乗せたまま呼吸を繰り返す。

  ポイントはまず、アゴが出ないようにすること。横から見て、耳たぶのラインから、肩の骨、腰の出っ張っている骨、くるぶしまでのラインがまっすぐになっていることだ。慣れないうちは壁に背中をつけて立ってみるといい。かかとを壁につけて立つと腰が前に出てしまうので、おへその下にある「丹田」を意識してグッとお腹をひっこめると背中がムリなく壁につくはずだ。