メディアはもっと正しく攻めよう

 だからこそ、メディアは都議会を巡る報道では、15日が会期末であることを当然の前提としてはいけないと思います。

 東京のメディアは全国メディアなので、都議会という東京ローカルの問題に慣れていないのは分かります。しかし、少なくとも今のままでは舛添知事の追及が不十分なままに都議会が閉会する可能性が高いのですから、都議会の会期は延長できるものなんだ、その延長を求める声が野党の都議会議員からも上がってこないのはおかしい、という主張を展開してもいいのではないでしょうか。

 忘れてはいけないのは、この都議会を乗り切れば舛添知事はリオ・オリンピックの閉会式に東京の代表として出席できるという点です。しかし、少なくとも私は、そんな光景は絶対にテレビで見たくありません。国民の多くが同じ思いではないでしょうか。

 その一方で、大臣秘書官をやった経験から、おそらく舛添知事は毎日の都議会での質疑が終わった後は、質疑の時のしおらしい表情とは正反対に、秘書などの側近たちと“これなら乗り切れる”と話しているのではないかと邪推しています。その理由は簡単、追及が甘いからいわゆる国会答弁でやり過ごせるし、“都議会もあと数日で終わる”という思いがあるからです。

 だからこそ、私は都議会の会期延長の議論が盛り上がっていないことに心底腹を立てています。もう東京都に税金を払いたくないと思うくらいです。都議会議員は、矮小な政治的思惑よりも都民や国民のためを優先させなくてはいけません。会期を延長させて舛添問題と政策課題についての真剣勝負をさせないといけません。メディアには、もっと正しくうまく報道・批判してほしいものです。