今では完璧にセクハラ認定されてしまうセリフですが、その時の私は、「へ~男の社長さんってこんなこと考えてるんだ。今度別のところで使ってみよう」なんて考えていました。

 自分の価値観に合わないことは拒絶をしてしまいがちですが、まずは一度受け入れてみましょう。思わぬ形で理解ができたり、理解はできなくとも自分の武器ストックとして役に立つことがあるかもしれません。

それでも「私は妥協したくない!」と思ったあなたへ

 ぜひ、【妥協】ではなく【譲歩】だと考えてみてください。妥協は自分が中心です。しかし譲歩となると相手が視野に入り、歩み寄りの姿勢に変わります。

 本当に強い人というのは譲歩ができるものです。譲歩には【愛】が欠かせません。自分から相手を愛するということは、傷つくリスクに耐える勇気、相手を許す懐の深さを備えていなければできないことです。あなたが強いリーダーであるならば、なおさら愛をもって自分から譲歩することを心がけてください。

「愛」。そんな抽象的で観念的な言葉はビジネスに不向きだと思いますか?しかし、私はこの「愛」こそが女性活躍に限らず世の中の全ての問題を解決するカギ、そして現代日本に徹底的に欠けている要素だと考えています。

男性上司よ、ありのままの自分でいけ!

 私は男性上司の方々に「もっと素直になってほしい」と思っています。分かってくれないと嘆く前に、分かってもらうために自分から一歩踏み出す勇気を持ってほしいのです。

 多くの男性は、ありのままの姿を見せるのはカッコ悪いと思っているようですが、そんなことはありません。男性ばかりが働いていた時代には、人と人との競争が激しく、弱みを見せることで立場・権限を逸してしまうような恐怖があったのだと思います。

 しかしいま時代は劇的に変化しています。男性と女性が同じ空間で共に働いている以上、互いに協力し合う関係が欠かせないのです。そのためにも、1人で抱え込むのではなく、自分の強さも弱さも仲間に知ってもらってください。

 あなたの弱さを知ることで、相手は許容することもできるようになります。さらに女性は共感、協力を重んじ、団結した時にものすごいパワーを発揮します(おばちゃん集団の団結力をイメージすれば分かりやすいでしょうか)。そんな女性の秘めたるパワーを引き出すためにも、まずはあなた自身が鎧を外してみてください。

 ダメだダメだと攻撃しあう関係から互いに譲歩しあい、分かり合い、補い合える関係を目指していくことこそ、真の【女性活躍推進】の第一ステップです。

 その初めの一歩、それがこの記事を読んでいるあなたの一歩であることを願っています。

今日からできる初めの一歩!
 
目の前にいる女性社員に、あなたが今抱えている問題点を率直に伝えてみましょう。